中山樓は落成後、国民大会専属の会議場として利用され、これまで我が国の立憲政治発展の歴史を見守ってきました。中山樓を見学しながら、我が国の立憲政治発展の歴史を見ることが出来るよう、当初より中山樓ではこの展示が計画されていました。時代の進歩と共に電飾看板による展示は現代の博物館でよく見かける展示方法とは異なっています。ただし、歴史と年月の証人の如く、中山樓ではあえて電飾看板を残しています！ここでは選りすぐりの貴重な写真を展示し、それぞれの電飾看板が我が国の立憲政治における発展の重要な月日を物語っています！ 民国97年(2008)には＜中山樓落成40周年＞を迎えました。そこで、世界各地の孫中山を記念する会館から中山樓に贈られた各会館の建築模型を一堂に展示する、＜国父史跡建築模型展＞を開催しました。展示品は台湾、北京、南京、上海、広州等の各地を含む17件、解説も加わり、まるで実際にその地を訪れたかのような展示でした。国父孫中山先生が私たちにもたらした感動とその精神的価値が偲ばれました。
展示期間中、最も注目を集めたのはもちろん＜中山樓の建築模型＞です。この模型はまさに真に迫る出来で、本物と全く同じです。この優れた巧みな技術は名彫刻家林木川先生の手によるものです。どの角度から見た中山樓か、見学時には忘れず100元札の裏面と見比べてみましょう。